【階段下の奥深い収納スペース】70代女性・独り暮らし

【クライアント】
70代女性 3LDKマンションにお独り暮らし

【依頼内容】
住居に収納スペースは⼗分あるが、モノが収まらず散らかってしまい困っている。
使い勝⼿の悪い階段下収納スペースを安全に使え、在庫管理できる場所にしてほしい。

【現状】
子どもが独立して一人暮らしとなり、収納スペースは大きいがモノの配置が決まっていない
 →適当な場所に置く
 →モノが行方不明になってしまう
 →探し物の時間が多い、ムダ買いが起こる

【今後の暮らしの理想】
・今は自分で何でも行えるが、年々足腰がしんどいので今後、できるだけ楽に家事ができるようにしたい。
・なるべく人の手を借りずに安全に暮らしたい。
・終活準備として、身の回りのモノの整理を進めたい。
・自分以外でもどこに何があるのかわかるようにしたい。
・無駄な出費を減らし、趣味や思い出にお金を使いたい。
・探し物をする時間を減らしたい。

【今回の片づけで目指す状態】
・安全な動作で使うモノを出し入れできるようにする。
・家事動線を見直して家事の労力を減らす
・適正量のモノを見極め、使う場所の近くに収納する(モノの指定席を決める)
・ムダ買いを減らしてお金と時間を節約する

 

1.お片付け前の状態

メゾネットタイプのマンションで、階段下に天井が斜めになった奥深い収納があります。
間取りの中心の便利な場所に位置しています。
日用品のストック、段ボール、ミネラルウォーター、壊れた家電などとりあえず何でも詰め込まれ、
奥にはいったい何があるのか思い出せない状態でした。

 

 

 

 

 

 

 

扉を開けると雪崩が起きそうです。

 

 

 

 

 

 

 

収納内に設置された棚にもモノが押し込まれています。
暗くて間口が狭いため、何が収納されているのかよく見えません。

<問題点>
・モノを入れ込みすぎていて、奥のモノを出そうとすると手前のモノも動かさねばならずちらかる。
・モノの出し入れをする際に無理な姿勢を取らなくてはいけないのでしんどい。
・とりあえず適当に突っ込んでいて、収納されているものがグルーピングされていない
必要なものを探すのに時間がかかる。一番奥には何が収納してあるかも忘れてしまった。
昼間でも暗くて見えにくいため片付ける気がおきない。

2.階段下収納のモノを全部出して量、内容を確認

階段下収納に入っていた物をすべて出して、隣室のリビングに運び出しました。

 

 

 

 

 

 

全部出して初めて、収納スペースの形状がはっきりしました。
開口は広いのですが、手前から奥に行くにつれて天井が斜めに下がっています。
奥行きは180センチありましたが、空間が変形していてモノが収納しにくそうです。
コンクリート打ちで、湿気が高くかび臭いニオイがしました。

 

 

 

 

 

 

カラーボックスが3つ、プラスチックのキャスター付き棚が1つ設置されて
実に大量、多種類のモノが収められていました。

3.残すもの、手放すものを「分け」ました

一つずつ手に取って、残すもの不要なものを分類していきました。(所要時間1.5時間)

モノの量を減らすことができました

収納されていたもののうち、元の収納スペースに戻すものは全体の半分ほどに減りました。

廊下から収納場所を変えた方が使い勝手が良い台所用品やタオルなどは、
それぞれキッチン、洗面所に移動させました。使う場所の近くの方が出し入れしやすいですね。

適正量を見直しました

壊れた物や使わない物は手放す判断がつけやすいですが、
やっかいなのが「まだ使えるから捨てるのはもったいない」というもの。

特に数が多かったのが下記のもの。この機会に使いこなせる量に減らすことができました。

 ・未使用フェイスタオル
  58枚→15枚
 ・紙袋、ビニール袋
  28枚→10枚
 ・不織布バッグ
  12枚→3枚

未使用タオルは寄付、ショップの紙袋やノベルティの不織布バッグも
使う物だけに厳選して減らしました。

古いタオル類を新品のタオルにすべて入れ替えて気分も一新されました。

4.高齢者でも出し入れしやすいように収納

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・片方の壁面だけに棚を設置して、出し入れのために身体を入れられるスペースを設けました
・軽いティッシュなどは上に、重いミネラルウォーターなどは下に収納して出し入れしやすくしました
・よく使うモノを手前に、季節の飾りなど使用頻度の低いものは奥に収納しました
・人感センサー付きLEDライトを設置して、明るく見やすいスペースになりました
・木製の開き戸を撤去して、ロールスクリーンに交換しました。来客の時のみ目隠しして普段は開きっぱなしにすることで、出し入れのアクションを少なくしました。

ラベルをつけて収納の「定位置」を決めたことで、収納がくずれにくくなりました。

5.まとめ

高齢になって足腰が弱ってくると、高いところのものを取り出したりしまうのは一苦労です。
ダイニングテーブルの上にリモコン、携帯、薬、新聞、カバンなどを出しっぱなしにしてしまうのも、
それが便利だからなのでしょうね。

若い時以上に、取り出しやすい生活動線や収納の高さを意識して収納計画を立てるのが大切ですね。